【プチエンジェル事件】顧客名簿、フリーライターの死…様々な謎を紹介【闇】
みなさん、「プチエンジェル事件」という事件を知っていますか。有名な事件なので、知っている方も多いのではないでしょうか。
この事件は解決したことになっていますが、事件関係者に各界の大物が多数おり、真実が書き換えられたという噂が絶えず、現在も盛んに議論が行われています。
今日はそんな「プチエンジェル事件」について深堀りしていこうと思います。
プチエンジェル事件とは
プチエンジェル事件とは、完全会員制のデートクラブ「プチエンジェル」を舞台として非合法な児童買春の斡旋が行われ、主犯格の吉里弘太郎容疑者が逮捕された事件です。
デートクラブ「プチエンジェル」
吉里容疑者は、「プチエンジェル」という無店舗型のデートクラブを経営していました。プチエンジェルは、女子高生をスカウトとして雇い、渋谷、新宿などでチラシを配って10代の女子を勧誘します。
その内容は、「カラオケ5000円、下着提供10000円、裸体撮影10000円」などというもの。なんともいかがわしい内容ですが、スカウトが男性でなく女子高生だったこともあり、警戒心は薄れ、結構な人数の女子が集まりました。そうやって集めた女子を男性客に斡旋し、吉里容疑者は多額の利益を得ていました。
プチエンジェルは、年間60万円の会費と、未成年との行為に5万円を支払わせていました。経営者である吉里容疑者の取り分は、中高生で1万円、小学生で3万円だったそう。
プチエンジェル事件の概要
プチエンジェルの概要です。
2003年7月上旬、誘拐された4人の少女のうちの1人が渋谷で勧誘され、「会ってくれたお礼」として犯人から金をもらう。犯人からは「いつでもおいで」といわれており、以降も携帯電話で連絡を取っていた。
同月11日、犯人はフェラーリ2台を売却する。また、犯人とは別の人物が赤坂のウィークリーマンションの部屋を契約する。部屋は最上階11階の2LDKで、費用は犯人が払った。
翌12日、犯人は都内の量販店でポリタンクや鉄アレイを購入。この際に練炭や七輪も購入したとみられている。
13日、少女4人は犯人から「部屋を1万円で掃除してほしい」と誘われ、渋谷駅前で待ち合わせて、タクシーで赤坂のマンションに連れて行かれる。マンションで掃除を始めると「ここに来た意味わかるよね」と犯人の態度が豹変。手錠と目隠しをされて監禁された。2人が逃げようとするが失敗、手錠にポリタンクや鉄アレイを付けられて逃げられないようにされスタンガンで脅された。同日深夜 家族から警察に捜索願いが出される。
15日、マスコミで少女が行方不明になったと報道される。
16日午前、警視庁は犯人の逮捕状を2002年3月に中学2年の少女を買春した容疑で請求。捜査員が犯人の住所付近で聞き込みを始める。同日朝9時頃 犯人はリビングでテント状にしたビニールの中に入り、七輪で練炭自殺を図り死亡した。だがビニールが溶けてしまい（自殺は）不可能だと当時の報道関係者がコメントしている。
17日、物音が聞こえなくなったのを見計らい、少女の1人が手錠をはずして脱出、外に出て近くの花屋に助けを求める。駆けつけた警察官が4人を保護、犯人の死亡を確認。事件を受けて翌日には渋谷で一斉補導が行われ、少年少女1,500人以上が補導された。
その後の捜査によって、借りていた埼玉県久喜市のアパートから1,000本以上のビデオテープと2,000名に及ぶ顧客リストが押収された。しかし、多くが偽名であることを理由に捜査は打ち切られた。そのため、芋づる式の一斉検挙といった動きはなく、当事件は解決を見せたが、その背後にあるとされたデートクラブ絡みの疑惑は真偽不明のまま終わっている。
（Wikipediaより引用）一部表記を編集しています。
プチエンジェル事件の闇とは？
事件概要を見ただけでも、なんとなく普通の事件とは違うことがわかると思います。
では、プチエンジェル事件は具体的にどういった点が闇が深いといわれるのでしょうか？
疑問1：吉里弘太郎は「単独」で35億円を稼いだ
この事件の容疑者は、吉里容疑者のみであるとされています。容疑者がプチエンジェルで儲けたお金の総額は、なんと35億円以上とも。
ましてや容疑者は29歳。こんな利益額を一人で稼ぐことが出来るのでしょうか。
事件の内容から業務内容を推測するだけでも、
- 女子の勧誘
- 斡旋
- ビデオテープ等の販売
- マンション、顧客リスト等の管理
などが考えられます。
顧客リストは2000人。こんなにたくさんの仕事を本当に一人でこなしていたのでしょうか。ましてや、この同時期には未成年のそういったお店が検挙されることは珍しくなく、当時にも毎年1000人以上が検挙されていました。
ここに、まずひとつめの闇が見えます。
考えられるのは、
「吉里容疑者は、プチエンジェルの利益をより上のものに搾取され、いざ検挙となると吉里容疑者は人柱的な扱いをされ、単独犯とされた」
ということですね。何か上から圧力がかかり、末端の吉里容疑者は犠牲になったのでしょう。
疑問2：吉里容疑者が自殺直前にフェラーリ2台を売却
また、吉里容疑者は事件で自殺をしていますが、本当に彼の意志での自殺だったのかという議論もなされています。
その理由の一つとして、吉里容疑者が自殺する2日前に自身のフェラーリを2台売却していたという点が挙げられます。今から死のうとしている人間が、どうして高級車を売ってお金を手にしようとしたのでしょうか。
その翌日には、自殺に使用したとされるポリタンク、鉄アレイ、練炭、七輪などを購入する姿が監視カメラに映っていました。それだけのものを買う金銭的余裕がなかったとは考えづらく、もしそうだとしても高級車2台を売ってまで手にする必要があったのでしょうか。
疑問3：事件現場のウィークリーマンション
プチエンジェル事件の現場となった赤坂のウィークリーマンションですが、なんとこれは吉里容疑者の名義で契約はしていませんでした。プチエンジェル事件で少女4名が誘拐される2日前（フェラーリを売却した日）に別の「ヤマザキ」と名乗る男性が契約したものでした。
当時の事件捜査当局は、この「ヤマザキ」と名乗る男性を、「事件に無関係」と即座に判断します。その契約者が事件に無関係とは到底思えず、その男性からたどればもっと芋づる式に容疑者が浮上すると普通は考えますよね。
疑問4：練炭での自殺の謎
プチエンジェル事件で吉里容疑者はビニールの中で練炭で自殺をしたとされています。
しかし、当時のプチエンジェル事件を取り上げた週刊誌などによると、この方法では、「1000度以上になる練炭の熱にビニールが絶えることは難しい」と言われました。
また、「目張りが外からされていたのも不自然である」とも言われています。本当に自殺だったのでしょうか。
疑問5：少女たちがつけられていたアイマスク
プチエンジェル事件発覚当時、4人の少女たちはアイマスクを付けた状態で発見されました。しかし、事件概要からもわかるとおり、少女たちは吉里の顔などわざわざ隠さなくてもわかっているはずです。
アイマスクを付けられたのは部屋に入ってから。何故少女たちにアイマスクを付ける必要があったのでしょうか。
疑問6：被害者少女の証言
この事件を受け、事件被害者の少女たちは警察により事情聴取を受けました。
彼女たちは、事件についてこう証言します。
- 何も聞いていない。何も知らない。
- 警察が来るまで、容疑者が自殺していることも知らなかった。
- 容疑者壁越しに自分たちの生活音を聞いていた。
- 男の声がしなくなったため、逃げ出した。
この事件の現場のマンションはウィークリーマンションということもあり、壁が非常に薄く、隣からも物音も聞き取りやすい状況でした。これは「何も聞いていない」という証言と矛盾します。
また「何も聞いていない」という証言が本当なら、「男の声がしなくなったので逃げた」という証言も怪しいですね。この2つの証言のうちどちらかは嘘である可能性が高いです。
また、彼女たちは壁越しに容疑者から様子を確認されていることを知っていたのにもかかわらず、自殺したことには気づきませんでした。容疑者は、練炭自殺をしたのですから、ビニールの擦れる音、目張り用のテープの音など何かしらの物音は確実にしていたはずですよね。
「物音がしなくなったから逃げ出した」と証言する彼女たちですが、容疑者が亡くなった推定時刻は発見から10時間前。明らかに時間が経ちすぎです。
少女たちは少なくとも「何も見ていない」「聞いていない」なんてことはないといえます。
疑問7：目撃証言
また、この事件には目撃者がいました。
なんと事件現場の部屋から出ていく人物を目撃した人がいたのです。しかもその部屋からは同時に男性1名、女性1名が出てきたといい（男性は吉岡容疑者とは別人）、その人物は吉岡容疑者のことを「社長」と呼んでいたそう。
しかしなんとこの証言を警察は無視して捜査を進めます。この2名の人物を捜索すればなにか新たな手掛かりがつかめる可能性は明らかに高いですよね…
疑問8：司法解剖が行われない
吉岡容疑者が明らかにおかしな死を遂げているのは誰でもわかります。本当に自殺をしたのでしょうか。
そんな疑問を解くためにも、司法解剖が捜査には必須ですよね。しかし、この事件ではなんと司法解剖は行われませんでした。
なんと、当時の警察は容疑者の死に関しては「事件性はない」とし、他殺の可能性を否定したのです。
疑問9：マスコミの不自然な報道
事件現場となったのは赤坂のアパートといいましたね。
しかし、マスコミは当時「渋谷で起きた事件」と誤った報道をします。普通ならこんなこと有り得ないですよね。
これには、プチエンジェルの顧客名簿が関係していると考えられます。この名簿には、政界の大物の名前も多数存在し、政治の中心である永田町に近い赤坂の名前を意図的に隠したといわれています。
また、このような大きい事件ですから、当然マスコミも大々的に連日報道を繰り返すのですが、ある日を境にぱたんと報道がなくなりました。
疑問10：フリーライターの不審死
このように、大手のマスコミが取材から一気に手を引いた後、「柏原蔵書」という名前で活動していたフリーライターの染谷悟氏は粘り強くこの事件の真相を追います。
しかし、彼はしばらくして東京湾で遺体で発見されます。それほど、この事件は深入りしてはいけなかったのでしょうか。この死を受け、他のフリーライターもこの事件の取材からは手を引きました。
また、染谷氏は殺される直前に「中国人に殺される」という発言を残しています。日本の極道などではなく、中国のマフィアなどがこの事件には関与していたのでしょうか。
疑問11：証言の変遷
最後です。
事件の現場のマンションの表通りの反対側にあった花屋の店長は、少女の1人が助けを求めたお店です。その店員は当時30代の女性でした。
その店員の証言ですが、はじめは
「少女が窓から助けを求めてきた」
だったのですが
「少女がかけ下りてきて助けを求めてきた」
という内容に変わっています。
そもそもですが、少女はこの非常事態にわざわざ表通りの反対側まで逃げてくるでしょうか。現場のマンションの1階にはコンビニがあったのにも関わらず、です。
まとめ
さて、ここまで謎の多いプチエンジェル事件ですが、
「事件に関与した人物に有力者が多く、マスコミも警察も買収されている」
「プチエンジェルの顧客には政界や警察のお偉いさんが多数存在した」
などの憶測がなされています。
また「皇室の人間もこの事件と関与している」とまで言われるほどです。
この事件について新たな情報が出てくる可能性は限りなく低いと思います。まあ何らかの圧力がかかって報道なり捜索が規制されたことは明らかですからね。
これ以上の深入りは文字通り「死」と誰もがわかっているでしょう。
かくいう僕もある人物にすぐ後ろで監視されながらこの記事を書いています…なんてね。
信じるか信じないかはあなた次第。シンアナ。
