ダークウェブとは?サーフェスウェブとの違い・入り方
以前、表層ウェブ(サーフェスウェブ)で閲覧できるやばいサイト、というものを紹介しました。
この記事で紹介しているサイトは、どれも過激なものでしたが、それをも凌ぐヤバい場所があるので今回は紹介します。
ダークウェブとは?
以前の記事でも紹介したように、私たちが普段見ているのは「表層ウェブ(サーフェスウェブ)」と呼ばれている場所にあるサイトです。
表層ウェブは、GoogleやYahoo!といった普通の検索エンジンの検索結果に出てくるサイトのことです。
それに対して普通の検索エンジンには表示されない特殊なサイトを扱うウェブを「ディープウェブ」と呼びます。
その中でも、薬物の売買やテロ組織など、犯罪性が高いコンテンツを扱っているものを「ダークウェブ」と言います。
ダークウェブの仕組み
先ほども述べたとおり、ダークウェブには通常のブラウザではアクセスはできません。ダークウェブでは、犯罪性の高いコンテンツが横行しているため、普通のブラウザでアクセスできないように会員制や非公開になっているのです。
では、どうやってそれらのウェブサイトにアクセスするのでしょうか。
ダークウェブの閲覧に使用するブラウザは、匿名化機能を持つ特殊なブラウザのTor(The Onion Router)が代表的です。
Torは、1990年代にアメリカの研究機関で開発されたもので、インターネット閲覧時に複数の海外のサーバーを経由させることで発信元を特定されにくくしています。
このTorなどの匿名性の高い特別なブラウザを使用することで存在を外部に知られる危険性をなくしているのです。
ダークウェブで扱われているもの
さて、そのダークウェブでは、具体的にどのようなものが取り扱われているのでしょうか。
ざっと挙げるだけでも次のようなものがあります。
等です。
もちろんですがどれも犯罪行為であり、表層ウェブではとても取り扱えないコンテンツです。
禁止薬物や銃などは隠語を用いて売買が行われることが多いです。
また、偽札や個人情報などの売買も頻繁に行われており、犯罪行為の温床となっているようです。
これらのサイトはほぼすべてが英語のサイトとなっていますが、日本語のサイトも存在しており、日本国内でも利用されていることがわかります。
ダークウェブの危険性から身を守るためには
最近ではランサムウェアやハッキングなどの不正アクセスといったインターネット上の問題が脅威となっています。
ダークウェブではこれらのプログラムが販売されており、ダークウェブがインターネット犯罪の根源となっているとも言われています。
そこで、こういった危険から自分のパソコンを守るためにはどうしたらよいのでしょうか。
まず、セキュリティソフトの導入です。
セキュリティソフトは自分のパソコンを守る一番簡単な方法です。また、セキュリティソフトはアップデートを忘れていると使えないことがあるので、忘れずにアップデートもしておきましょう。
そして最も大事なことですが、ダークウェブに興味本位でアクセスしたりしないことです。
ダークウェブに存在する犯罪もそうですが、ダークウェブにアクセスする経路にマルウェアが仕掛けられていることも少なくありません。
以上の二点をしっかり守れば、よほどのことがない限りダークウェブからの犯罪に巻き込まれることはないでしょう。
最後に
インターネット上に存在するサイトの中で、普段僕たちが閲覧しているサイトは、インターネット全体の1%であるという意見も存在します。
今回紹介したダークウェブでは、様々な犯罪行為が行われており、閲覧するだけでも非常に危険です。
セキュリティを万全にしたからといって、安全に閲覧できる保障はありません。
もし、どうしてもダークウェブ上のサイトを閲覧したい方がいたら、くれぐれも自己責任で利用してください。