日向坂46単独デビュー、本当におめでとう

その特殊な結成経緯から、欅坂46(漢字欅)のアンダーグループという印象が強かったけやき坂46(ひらがなけやき)。

彼女たちが今日の14時、とてもとても大きな一歩を踏み出すことが発表されました。

 漢字欅結成と同時ほぼ同時に、長濱ねる1人で結成されたひらがなけやき。

当初「長濱ねるの仲間を集めよう」と追加メンバーオーディションが開催され、ひらがなけやきの1期生11名が決まりました。

その後2017年には、漢字欅のカップリング曲収録、全国ツアーを開催、2期生追加、そして長濱ねるの多忙を考慮しての漢字欅の専任を経てのツアー。

この年はひらがなけやきとしては漢字欅のアンダーグループとしての下積みとしての意味合いが強かったと感じます。世間への認知度もかなり低かった頃です。

そんな2017年を経て翌2018年、彼女たちの快進撃が始まります。

2018年の1月30日～2月1日、漢字欅と共に行われる予定だった日本武道館公演は諸事情でひらがなけやきのみで行われることに。メンバーたちを大きな不安が襲ったが、なんとチケットは即完売。この公演最終日には、サプライズでひらがなけやき単独のアルバム発売決定が発表されました。

4月には冠番組「ひらがな推し」がスタート、「KEYABINGO!」ではひらがなけやきの1クール単独出演など、メンバーの個性が光り始めます。

10月にHOTSTUFF10周年記念イベントできゃりーぱみゅぱみゅと共演、再び日本武道館の舞台に立ち、知名度を上げました。

そして12月11～13日の3日間、三度日本武道館で「ひらがなくりすます2018」を開催。この年は合計で7日間武道館でのパフォーマンスを行いました。

そして本日2月11日。

「ひらがなからのおしらせ」としてSHOWROOMでの配信を実施。

その中で、彼女たちにとってとても大きないくつかの発表がありました。

まずひとつめは、単独シングルデビュー。

これまで漢字欅のシングルの中のカップリング曲として収録されていたひらがなけやきの楽曲でしたが、3月27日に単独でシングルを発売することが決まりました。

2つめは、デビューシングルのファッションサブスクリプションサービス「メチャカリ」とのタイアップ決定です。

以前の作品「JOYFUL LOVE」でもメチャカリとはタイアップしていましたね。

そして3つめ、デビューシングルのカウントダウンライブが横浜アリーナで決定。

メンバー内でも、横浜アリーナで単独ライブを行うことは夢だったそうです。

続いて4つめは、ひらがなけやき単独のオフィシャルサイトオープン。

これまでは、漢字欅のオフィシャルサイト内でひらがなけやきの情報も公開されていたのですが、これからはひらがなけやき単独のサイトになります。

また、ファンクラブは明日(2月12日)正午から開設とのこと。

そして最後の5つめは、チケットの先行予約開始です。

デビューカウントダウンライブのチケット先行予約がファンクラブにて、12日24時から開始だそうです。

以上が、メンバーの知る5つの発表だったのですが…

突然、スタッフからキャプテン佐々木久美の手に1通の手紙が。

佐々木も他のメンバーも驚きを隠せません。

手紙を読み始める佐々木、メンバーも視聴者も緊張が走ります。

内容はこちら。

メンバーの皆さんへ、単独シングルデビューおめでとうございます。

本当にうれしく思います。

実は、メンバーの皆さんにも、お伝えしていない6つめのお知らせがあります。

詳細について映像を用意しました。

視聴者の皆さんと一緒にご覧ください。

なんと…まだまだ発表があったのですね。

しかもメンバーにも内緒で。

突然の発表にメンバーも戸惑いながらも映像が流れ始めます。

さて、6つめの発表とは…？？

なんと！！！

「けやき坂46」の改名！！

漢字欅からの独立を望んでいたファンやメンバーも多いはず！！

さてさて、気になるその名前は…

その名も「日向坂46」(ひなたざか46)

チームカラーは空色。

なんとも彼女たちにふさわしい素敵な名前でしょう。

チームカラーも彼女たちのキャッチコピー「ハッピーオーラ」にとても似合った色ですね。

驚きと嬉しさを隠せず、興奮するメンバーたち。

彼女たちもこの名前をとても気に入っている様子でした。

片手で「ヒ」の文字を作る「ひらがなポーズ」を続けられるように考慮してのこの名前だったのでしょうか。

そして、齋藤京子は以前から雑誌の取材などで「ひらがなけやきの活動において3つの夢がある」と話していたそう。

1つめが、ひらがなの冠番組をやること。もう1つがひらがなの単独CDを出すこと。

そして、3つめは「叶ったら教えます。」と答えていたのだそうです。

そう。その3つめこそが「ひらがなけやきの改名」。

メンバーにも教えなかったというこの夢は、この発表で見事にかなったのです。

加藤史帆も、

「ずっとひらがなけやきでいいのかな、と悩む権利はないが悩んでいた」と、改名に対しての喜びを語りました。

最後に今回の発表を振り返り、これからの抱負を語るメンバー。

その中で佐々木美玲は、涙を流し、言葉に詰まりながらも

「3年目になるんですけど、こうやってデビューすることのありがたみもすごくわかるんです。でもやっぱり、3年って長かったなって思うこともたくさんありました。でもその3年間、みんなで頑張ってきたからこそ、このデビューがあるので、この3年間を無駄にしないで、積み上げてきたものをもっともっと積み上げて、これからも皆さんにハッピーオーラを届けていきたいと思います。」

と語りました。

今までのひらがなけやきのメンバーやファンの様々な思いが、この佐々木美玲の言葉に詰まっていたと感じます。

この瞬間、自分も思わず涙が出ました。

欅の陰に隠れていた背中を追っていたけやきの樹が、やっと日向に出て、その先の青空に高く高く跳ぶ。

その大きな一歩を彼女たちは今日、踏み出したのです。

漢字欅という大きな大きな存在。

その足枷を外した彼女たちは、これからどこまで行くのでしょうか。

とても楽しみです。